脳の働きについて 4
脳のなかで情報や生命保持の働きに重要な意味を持っている間脳にすぐ接した場所に脳下垂体があります。
ここは体内の副腎という神経系の前線基地と血液を介して連絡しています。
興奮したときの身体反応、リラックスしたときの心身の休止状態などはすべてこの自動切換装置によって行われていて、わたしたちは平常このチェヅク機構の働きを意識しません。
しかし心身の激変のときにはこの装置がその存在をわたしたちに知らせることになります。
すなわち心身の変調を病気という症状で知らせてくれるのです。
もしこのときにわたしたちが意識的に問題の所在や、平衡を失いかけた理由をある程度理解するならば次に打つべき手段がわかるでしょう。
すなわち心身のバランス維持には最終的には脳のより高次の中枢である理解や判断の場所である大脳皮質がかかわってくるのです。
しかしこの場合厄介なのは心身のバランス維持装置は直接脳の皮質にかかわっているだけではありません。
その中間に旧脳すなわち情動というわたしたち自身では意識しにくいより原始的な(発生的に)脳の部分にも関係が深いのです。