活版印刷、ふたたび 9
並んだ活字は、ページの配置に合わせて別の職人が版に組みます。
文字のない空白部分にはインテルという詰め物を使い、ノンブルと言われる頁数表示もここで入れます。
組んだ版は紐で結わえて固定。
そこにインクをのせて紙を当てると、試し刷りのできあがり。
しばしば活版印刷の味わいとされる文字の凹みやかすれは、本来は最低限に抑えなければいけないことだといいます。
そのような文字を修正し、文字の並びや向きをチェックする校正を何度か繰り返します。
製本を前提とした本刷りでは、複数の版を並べて万力で固定して、機械で紙を押し当てていきます。
製本した際にページの表裏で文字がずれないように、版は正確にセットしなければなりません。
わずかに万力の力加減が違うだけで、印刷の位置が変わったり、インクのムラができることも・・。
職人の勘と腕前がものを言いますね。